少女はスカートのしたで鯨を游がせる。 第6話

目が覚めると、カーテンが見えた。 クリーム色の優しい色のそれは普段あまり見ることのない、保健室のそれだった。 それをぼーっとして眺めていた。 視線が空を辿って、 (なんで……ここにいるんだ?) とそんなことを考えていた。 すると私の上に誰かがいることに気づいた。 (先生……? どうして銀八が、私のお腹の上にいるんだ?) 蛍光灯の逆光になっており、その表情は定かではない。どんな気持ちで銀八先生は、寝ている私に馬乗りしたのだろう。わかない。 「土方───ひ、ひひ…」 言葉の終わりにフーフーと息を吐いたのが聞こえた。それだけじゃない。今もずっと、荒い息を吐き続けている。 犯罪者のような呼吸の荒さに、ちょっと心配になってきた。 「……先生?」 相手は銀八先生だ。きっと彼のことだから、少しおふざけが過ぎているだけだろうとは思う。 もうちょっとしたら、『頭のおかしい奴の真似~~似てね?』などとからかっては私の上から退いて、仕事を押し付けてくるだろう。 別に乗られていることなんて、気にすることじゃない。 何か忘れているような気がしたが、思い出せなかった。 でもまあ、忘れているということはそれほど大切なことじゃないんだろう。そんな気がした。 それなのに、まてどくらせど先生は笑うだけだった。意味がありげに息を詰まらせながら。 いくら空気の読めないと言われる私でも、これが冗談だということはわかる。いつまでも付き合ってられない。 私は痺れを切らして、口を開いた。 「あの……いい加減どいてくれね? 私は暇じゃねえって」 ふと腰にあった重さが動き始め、何かが私の腹に当たった。ごりごりと熱いものを押し付けられる。 (カイロでも持ってんのか?) まだ寒くない時期のくせに用心深いな。 そう思ってある意味尊敬したが、少し沈黙して考え──いや違う。 唐突に否定した。 いくら鈍感だと馬鹿にされる私でも、人並みに危機感はある。 まだ処女ではあるが、保健体育で習ったのだから、分からないことはなかった。勉強に関しては熱心なのが私だ。 だかこそ、わかる。 この熱さは、この位置は、カイロなんてそんな良いものじゃない。 「……っ」 ガタガタと身体が震え始める。声が出なかった。 「土方?」 銀八がこてん、と首をかしげた。 あまりにもいつも通りの仕草に反し、恐怖が煽られる。 蛍光灯から外れたおかげで先生の顔が少し見えた。声色と同じく、口許も、笑っていた。にっこりなんて可愛いものじゃない。 何かを出しそうになるのを我慢しているような、そんな限界を訴える顔だった。 私は背筋が凍るのを感じた。 口許だけじゃない。銀八は紅い目をギラギラと真っ赤に染めながら、瞳孔を見開きそうにジーッと私を見てしているのだ。 いや、見てるなんて可愛いものじゃない。これはもう、言うなら“視姦”だ。 「…せ、んせ……ッ、」 「───ひひ。分かった?」 やっと出た声を使い、制止の意味を込めて先生の名前を呼ぶ。しかし当の本人は何が嬉しいのか笑ってまた首をかしげるだけだった。 「っ、っ……」 通じないというよりか察するつもりのない先生が『諦めるつもりがない』ことを知り、身体の震えが一層止まらなくなった。 思わず嗚咽しそうになる。 必死に震えを抑えて、どうにか逃げようと私は手を伸ばした。 まず私の上からおろさないと……先生の膝を退かそうと押してみるが、びくともしない。筋肉の固まりのような重さだ。 それどころかガッシリと私の腰を挟み込んで、動かない。 「く、そ……っ!」 ならばと、覆い被さってくる先生の胸を押し返して引き離そうとした。 右手を先生に伸ばす。しかし次の瞬間。 「ひっ!」 押そうとした右手を強引に上に引っ張られた。同時に身体を支えていた左の肘を内から叩かれ、ガクッと体勢を崩しベッドに倒れ込んだところで、両腕をまとめて上に引っ張られた。「なっ、!」 それを吊り上げられ、万歳状態で捕まる。 「はなっ、はなせ、やめ、やめろ!!」 焦って腕をブンブンと振るが、まったく駄目だった。ピクリともせずに拘束されたままとなり、気付けば先生のネクタイで縛られていた。 「ゃ……いや! いやだ! い、ゃ、やだあ!!」 首を横に何度も振って拒絶を表す。 が、それをまるっと無視して、先生は手際よくネクタイを上の方に引っ張り固定した。 「っ、!!」 そのとき私はやっと事の重大さを実感した。叫んでも聞いてもらえない、暴れても許してもらえない、全然遊びじゃない──ということを。 必死に手首を振って、結び目をとろうとする。でもガチガチに結ばれているようで、全く綻びが生まれない。 私を押さえ付ける先生の全身が、圧力をかけてきていた。 それと同時に私のなかで今まで抑えていた“怖い”という感情が爆発した。 「…………」 「ひーじかた、泣いてるのか?」 どうしようもないとき、人は泣くのだと知った。 どんなに抵抗しても、どんなに考えても、ちからの差がありすぎる相手には、身動きひとつできない……と。 今まで“泣くなんて女々しくてかっこ悪いことだ”と思ってきたけれど、その気持ちが、今になってやっと分かった。 「──かぁわいー」 相手が悪かったのだけれど。 「…っ……」 私が視線をそらしている間に、先生は私の腰から降りて、カッターシャツを引っ張った。 「ビリビリっ」と音を立てて制服が千切れる。 先生の趣味なのかブラジャーのホックは外されず、上にスライドされておっぱいを丸見えにされた。無駄に大きなおっぱいなため、出すときに“ぶるんっ”と効果音がつきそうな出方をしたのが、恥ずかしかった。 スカートは邪魔だったのか、すぐに取っ払われてしまった。 ひとしきり脱がせたいところまでいけたのか、ベッドサイドに立った先生は満足そうに頷いた。 「よーし脱がしたぞ。つかお前―――まだ…小学生みたいな下着つけてたんだな……そりゃ制服の上から乳首の位置が分かるはずだ」 「~~っ。み、見るな……!」 「だーかーら。はぁ……そういうとこだぞ土方? そうやって煽るからさ~あ、先生の息子も歓喜の涙を噴出させて、土方のマ○コに嫁入りしたくなるってーの。よく今までレイプされてこなかったな」 「ま……っ!!?」 先生の直球的な言い方に顔が熱くなる。 この大人は日頃から下ネタが過ぎていると思っていたが、まさかここまで直接的な言葉を浴びせてくるとは。 そしてなにより、自分が性的な対象にされていたことがショックだった。 これ以上は泣きたくなくて、下唇を噛んだ。正直こんなことをしたところで恐怖は拭えなかったが、それでも泣き言を言ってしまうよりはマシだった。 「…ぅ…っ…、」 「土方の乳首って──なんてゆーか、乳輪でっかいな」 「~~ッ!!」 顔が噴火するかと思うぐらい恥ずかしくなる。それは私のコンプレックスだった。 「あ、硬くなった」 さらりと先生が言う。いちいち報告される羞恥心にどんどん追い込まれていく。 私はもうこれ以上おっぱいのことで突っ込まれたくなくて、 「───ぉ、おっ、ぱいの……はなし、やめろっ、」 と絞り出した声で言った。 先生が聞くかどうか賭けだったが、不思議とすんなりと引き下がってくれた。 しかし代わりに、 「じゃあ触るのは?」 と聞かれる。 ここで許可が出ると思っているのだろうか、彼は。馬鹿じゃないのか。私はすぐに首を振った。 「だめだ」 そこは私と銀子の秘密なんだ。 先生に聞いてもらえるか今度こそ不安だったが、案外認められた。 「分かった。んじゃかわりに下、触っていい?」 「し、した?」 「そ。土方のカワイイお豆ちゃん」 「……?」 (何の話をしているんだ……?) 恐らく隠語だということはわかる。 だって私の身体に本物の豆がついているわけがない。鉄棒のときの血豆も、ここ五年はできていないぐらいだ。 私が考えるに、女性にある豆のようなものなんて───乳首ぐらいだろう。 でも私はそれを触るなと言った。そしてそれが受け入れられた。 なら乳首じゃない、ということだ。 (一体どこにそれはあるんだ) どんなに考えても思いつかない。 誰かに聞こうにも今ここに居るのは銀八先生だけ。こんな生徒を犯そうとしている教師なんかに、聞けるわけがなかった。 そんな悩んでいる最中、待たされた先生が苛立ったように切り出した。 「いいよな?」 「ッ、」 今この状況で頷いてはいけない。そんな予感がして、私は断ろうとした。 しかし次の瞬間。 先生に遮られて、私はなにも言えない。 「な?」 銀八先生の言葉はたった一言だった。なのに。 「触っていーよな?」 「…っ」 「さわって、ほしいよな?」 「……はい」 その紅い目が笑っていないことに気付かなければ、もっと違う返事ができていたのに。 気づいてしまった。“私には選択肢がない”と。 逆らったら今すぐナカに突っ込まれると、本能的にわかってしまった。 「イイ子だな土方~。たくさん気持ち良くなろうな?」 満足そうににんまりと笑った先生がそう言った。 私は、固まった。 (どっちにしてもこの人─────犯かすつもりだ) 先生が気分良さそうに、私の髪に手を伸ばす。そして嬉々とした表情のまま、私の耳に優しく髪をかけた。 その優しい手が…………今は怖くて仕方ない。 大人の男であることをまざまざと見せつけられるような、太く骨張った指。私の首なんて、ひと捻りで絞めれそうな大きさの手。ささくれも沢山あるがさついた先生の手。 ……この手が私の“豆”を触るらしい。 未知の物は何だって怖い。それが私だ。態度に出すか出さないかなだけで、本当は……怖いものは沢山ある。 先生の言っていること、しようとしていること。怖いに決まってる。だって分からないんだ。 (一体豆なんてどこに) すると、私の髪を優しく触っていた先生の指が、すーっと頬をつたいはじめた。 首筋を通りすぎ、おっぱいのラインをなぞって、尾てい骨を撫でたかと思うと、太股の内側に方向を変えた。 そのくすぐったさに私は思わず膝を立てそうになっていると、パンツの縁にきて、指が止まった。 突然パンツの上からおしっこの部分を撫でられた。 「!!!」 驚いて太股を閉じる。 すると当然、そこを触っていた先生の腕も挟んでしまう。でも先生はそのまま気にせず、指をいったり来たりさせた。 先生の指がパンツの上をなぞると、中の陰毛がゾリゾリと動いて肌に当たり、私は悲鳴が出そうになった。 「っ!! せ、せんせ、きたなっ、ゃ、やめ」 「たしかこの辺りなんだよな……」 ぶつぶつ言いながらも動かすのをやめない先生。 早く終われ早く終われ、と私は心のなかで祈りながら、先生の指を無視しようと堪えていた。 すると突然、おしっこの出る先端をぎゅっと摘ままれた。 「っ……ぁ……、…!」 「小陰唇がこれで……このうえ辺りにあるはず…」 しょう、いんしん……? 尿道じゃないのか? 先生の指が当たる場所が、だんだん上に上がってきて、女性器の割れ目の一番上をなぞり始めた。指の先を少し私の中にいれながら、何かを探し続けること数分。いまだにブツブツと言っている先生にばれないようにしながら、私の身体は……濡れてきていた。いくら男性経験のない私でも、わかる。 (ナカが、熱い……) じんわりと奥の方が熱くなってきているのを感じる。 今まで性的興奮を得ようと、無機物にむかって浅ましく腰を振ったことはあったが、こんな優しい濡れ方はしたことなかった。 優しい濡れ方なのにも関わらず、ナカは感じたことがないほど熱く感じた。まるで何かを待ちわびるように、きゅぅううっと甘く締まり、 (ほしい……) と私は思ってしまった。 そのとき。 「あ。―――あった」 「……ひ、ぃッ!!」 突然、腰が跳ねた。 (な、なに……?) 無意識のうちに太股に力が入り、先生の腕を今まで以上にぎゅうぎゅうに挟んでしまう。驚いて息があがっていった。 するといきなり先生が、擦っていた部分をカリカリとパンツの上から引っ掻きはじめた。 カリカリカリカリ、すりすりすりッッ 「い、ゃ、や……っ…!」 「これ、俺が言ってるお豆ちゃんね。ちっちゃくて分かりずらかったけど、この膨らみは間違えねえわ」 「ゃめ、!……ぁっ、ぁ、っ」 「土方お前わかってなかっただろ?」 「……っぁ……ゃッ、」 「わかんないときは先生に聞きなさいっていつも言ってるだろ? そうしたらこうやって―――身体に教えてやるのに」 「ぃやあ……!やだ、やだ、やだああ!!」 「あ。こら逃げるなって……陰核傷つくぞ」 「ぃ…ん、かく…?」 「クリトリスっていやわかるか? お前でも知ってるだろ、男でいうところのぺニス。ま、女でもここを勃起させて気持ちよーくイける」 「っ!!!」 「土方、お前はここを勃起させてイくんだよ」 「いっ………!?」 「ひひ、驚くことじゃねぇだろ?」 笑った先生は、息をのむ私の前髪を持ち上げて、私のデコにキスをした。 「感じやすい身体だな────パンツ、もう濡れてんじゃねぇか」 と嬉しそうに話す彼は、指の速さをゆっくりにした。そして手加減をしながら、私の陰核をずっと甘く引っ掻き続けた。 それから数分過ぎた。 陰核を撫でる指が優しい指づかいになったこともあって私は叫ばずに精神を保てているが、いつまた激しく引っ掛かれるかと思うと、気が気じゃなかった。 「…ぁ、ぅ――ッ……ぃ…っ、」 「んふふ。いーかんじ、土方……レイプしてるみたいで、すっごく興奮する」 (みたい、じゃなくて、実際してンだろうが……ッ) 先生の台詞にイラッとして私は顔を背ける。こうして下を向いておけば顔を見られないんじゃないかと思った。 でも甘かった。すぐに顎を捕らえられ強制的に上を向かされた。「ぅ…――ん、う!?」 そのまま貪られるように口を合わされた。これが所謂“ファーストキス”だと気づいたとき、止まったはずの涙がまた出てきた。 ぬるっとした舌が唇の間を割ろうとして捻じ込まれそうになる。 私は意地で唇を閉じていると、あきらめたのか先生が顔を離していった。 「そんなにキスが嫌?」 「……ぅ」 「あ、もしかしてハジメテだった? ……ひひひ、先生に奪われたわけか?」 「~~ッぅ、っく……ぅ、」 「あはは、顔真っ赤。ひひ……かんわい~ね―――あのさ、おっぱいペロペロしていい?」 「ッ!?ちがっ、そ、それ、はなしちがっ、」 私は慌てて頭をあげようとした。すると急に先生の指に力が、私の乳首を、ぎゅううううと絞り上げた。 「んぁああッッ♡」 背中を仰け反らせながら悲鳴をあげてしまう。 すると無防備に開いた唇の隙間から生温かい物が突っ込まれる。「んうーーーっ!?」 混乱した私は、何かわからないソレを排除しようと、舌で押し返した。 しかしながらにゅるりと侵入したソレにすぐに舌を捕らえられる。舌の表面をペロペロと舐められて、私は身体の中がぞわぞわとした。 気持ち悪いというより、違和感だった。 それが怖くて、息を止めているとだんだん胸が苦しくなってきた。 「ぁ……ッ…」 「ほら鼻で吸って、土方―――そう……ひひ、上手だ」 「…ん! んン…ぢゅっ、ん……っ」 私の腕はすでに拘束されていたため口を引き離して息をするわけにもいかず、先生のいうことに従って鼻から酸素を取り入れることしかできなかった。 徐々に先生の舌に抵抗できなくなる。私の咥内は歯の生え際から舌の裏側まで舐め回され、時には、じゅぱじゅぱと強めに吸われて、好き放題弄ばれていった。 彼に舌を噛まれては、一緒に私のおっぱいも抓られ、「ンん!」と恥ずかしい声をあげた。また舌を絡ませられたときに、一緒に私の陰核を引っ掻かれ、「ぁ、ぁ、あ、ッッ!」と身体がガクガクに震えた。 もう何が何だか意味が分からなくなっていた。 すると、先生が唾液の糸を垂らしながら私から唇を離した。そして極めつけというように、私の左おっぱいにある乳輪の、敏感な境を歯で思いっきり強く噛んだ。 ―――がりッ 「ンあああああ~~~~!!!」 あまりの痛みに息が詰まった。 (痛い痛い痛い痛いーーーーっ!!!) 部活の関係で痛みには強いと思っていたけれど、まさか性感帯まで鍛えられるわけもなく、その強烈な痛さに私は奥歯を噛んだ。 しかし先生は笑っていた。 自分のつけた歯型に指を沿わせ、とても愛おしそうに目を細めて。 「刺青みたい……みんなにこんなの見せらんないな?」 「っ、」 先生が笑っている理由が分かって声が出なくなった。 (こんな体じゃ、もう、温泉なんかにつかれない。同級生に裸を見られたら、犯されたんだってすぐにバレてしまう……) 私はもう、普通の高校生とは違うようになっちゃった────頭が真っ白になりそうだった。 これはどう考えても、正常な人が思いつく理由じゃない。嫌がらせでも、一時的な欲望でも、なんでもない。嫉妬でも顕示欲でもなんでもない。そんな生易しいものじゃ、甘いものじゃ、なかった。【烙印】を押されたんだ。どこにいても何をしても、どんなことを考えても。私は先生の“オンナ”なのだと。 これからのことを想像して身体がまた震えてきた、そのときだ。 ―――ガラっ 「としこ~? アンタいつまでかかってんの?」 カーテンの向こう、入り口のドアのところで、銀子の声がした。 「ぎ、ん……こ…………っ」 助かった……!!  私は内心叫んだ。 そういえば銀子には“すこし先生のところ行ってくる”といっていたのだ。いくらなんでも遅いことに違和感を感じ、こうして来てくれたのだろう。 胸に言い様のない安堵が広がったと共に、自分の今の格好がいかに恥ずかしいかを思い出した。 ……制服のカッターシャツのボタンはすべて引き千切られ、ブラジャーはおっぱい丸出しの状態にされている。スカートも剥ぎ取られ、下半身はパンツと靴下しか身に付けていない。おまけに、銀八がパンツの上から変なところを触ってきたせいで、すこしパンツが濡れてきていた。またそれと同時に、おっぱいに噛みつかれたり先を引っ張られたりしていたせいで、私のおっぱいの先は硬くなり変な痕もついている。 あからさまに何が起こったかわかる惨事だ。いやむしろ大惨事。 でもそれで良い。すぐに助けてもらえるならそれで───。 「た……たすけッ……!」 「トシ子~? なになに、ホラーごっこなわけ? そんなんじゃ私、ぜーんぜん怖くないんですけどぉ」 「ちがっ……たす、け、」 そこで、しかし待てよ、と私は止まった。 もしかしたら先生は単独犯じゃないかもしれない。 そうなると銀子をここに呼んだ方が危ない。というより、早くここから逃がさないと、私だけじゃなく銀子まで危険な目に遭ってしまう。───このときの私はどうかしてた。銀子は先生の妹で、間違っても強姦しないだろうということを、忘れていた。 そうこう悩んでいる間に銀子は仕切りのカーテンに手をかけて、サッと横に引いてしまった。 「まッ…!」 咄嗟に声をかけるが、間に合わない。 「―――は?」 場に似合わない抜けた銀子の声が、保健室に響いた。 私はどうしたらいいのかわからず歯が鳴りそうになっていた。もう何も良い案が浮かばない。 いつもの銀子のお決まりの皮肉で、 「え~なになに? お兄ちゃんとそんなことしてんの? トシ子きっも~趣味わるぅww」 と揶揄してくれればいいのに、彼女が無言なのだ。そんなの、どうしたらいいのかわからない。 銀子はカーテンのそばから入ってこないままだ。長く重い前髪の下で目を見開いたまま、顔を俯かせ気味になっている。 (迎えに来て、まさか家族がこんなことをしてるだなんて、思わないよな……) 銀子の精神状態が心配になった。こんな衝撃的なこと、誰も予想できないだろうから。 私は手首を縛られていることも忘れて、手で彼女の視界を塞ごうと伸ばした。これ以上見てほしくなかった。 ガシャッッ! 鋭い音に阻まれた。 その途端。制止していた先生の指が、私の陰核をまたカリカリと引っ掻きはじめた。 「ぁあっ……!」裏返った声をあげてしまう。 手で口を塞げない私は慌てて、銀子に言い訳をする。アンタの兄貴はなにも悪くない、だから気にするなと。他人の私が余計な何かをしただけだと。 そう伝えないと銀子が壊れる―――。 「ちがうの銀子!! っ、これッ」 「………」 「ちが、ッせんせ、は、…っ、わたしがせまっ、りゃ、か……ッ!ひ、りゃ、!?」 「………」 「ひぅッ、しぇん、しぇ、……ッ!今っ、おはなし、ひてッゃ、ぁ、ッ…! …へんなとこ、さわらなッ…ぃ、いやぁあ!!」 「──────お兄ちゃんずるい」 「ひ、ぅッ…………………ぇ…?」 何かボソッと銀子が言ったのが聞こえた。あまりに小さな声だったため、正しく聞こえなかったような気がする。聞き間違えだろうか───銀子が変なことを言っていた気が……。 すると、そんなことを気にするなと言わんばかりにパンツの上から私の豆に、ガリッッと強く爪を立てられた。 「んひぃっ♡」 カリカリカリカリと永遠と責められつづける私の身体は、だんだん小刻みに震え始めた。 「ひっ、ゃ……!」 なぜかは分からない。でも無意識のうちに内股を擦り合わせてしまう。首を振って先生に“そこはイヤだ”とアピールするが、止まるはずもない。 するとその間に、銀子がズカズカとベッドに突き進んできた。 「っ、ぎんッ!?」 (だから、アンタまで捕まったら私はどうしたらッ!) 私がその一心で彼女の名前を呼ぶと、なぜか足元から「ぅわッ!」と声がする。私の恥ずかしいところをカリカリしていた先生だった。 何に驚いたのかと先生の視線の先を見て────今度は私が声を出す番だった。 「ひ、!」 銀子の手には包丁が持たれていた。 彼女の優しい銀色よりもはるかにくすんだ、鉛の色をした包丁が。 ところどころに錆がついているのは、あれだろうか、家から持ってきたのだろうか? 分からない。 ただ私に出来ることはその包丁がどうなるのか見張り続けることだけだった。 「ぎ、ぎんこ…………ッ」 頭のなかが真っ白になる。 今まで考えていたしがらみがすべて分からなくなり、ただ目の前の彼女に釘付けになる。私はその一挙一動を目に焼き付けるように、彼女を見続けた。 その間にもふらふらと近寄ってくる銀子に、震えながら、 「なん……それ……」 とそこまで話し、“やめろよ”と言いかけて咄嗟に口を閉じる。 そうだ異常行動をしている、混乱した相手に向かってそんなことを言ってはいけない。以前総合の時間に習った。 私が半端に話すのをやめてしまうと、今度は先生が話し始めた。 「今時メンヘラとか流行んないよぉ~? ほら、土方はもう俺のもんだから、しっしっ」 (ッ馬鹿!? 馬鹿なのか!? いや馬鹿か!!! なんで煽るんだよ馬鹿! 確実に今それ言うときじゃねえだろ…………って誰が先生のもんっ!?) 慌てて否定しようとした私に向かって、今度は銀子が言った。 「じゃあお兄ちゃんを殺せば、土方は私のものになるって訳ね?」 分かりやすくって最高。 そう言いたげに微笑んだ銀子は天使のように可愛かった。……右手の包丁さえなければ。 私は包丁ではなく、今度は彼女の顔の方に釘付けになる。もともと肌の白い彼女の顔が青っぽく見えたからだ。もしかしたら銀子はあまり寝ていないのかもしれない。だから変なことを言い出したのかも。 そんな気がして、私はできるだけ優しく銀子に声をかけた。 「ぎ、銀子…………そんな思い詰めないで……?」 「ん?なにがぁ~?」 「え……いや、えっと……」 「私は正常だよ?」 あっけらかんとして答える彼女は偽りのない本心を言っているらしく、首をかしげていた。 しかし視界の端に映る包丁が、時々鈍く光るのを見て、私の心臓はキュッとなる。 どうにか……包丁を手放してもらわないと。逆上なんてされたら私どころか、先生も、銀子も怪我をしてしまう。 「銀子、怪我しちゃうから、な?」 「―――だれが?」 「え。えっと……銀子が…?」 「私が持ってんのに? ふふ。おっかし~! トシ子ってほんと、冗談おもしろーい! ―――これはお兄ちゃんヤるだけのだよ。トシ子のことは傷付けないから安心して?」 「ちがッ…………そうじゃ、ねえだろッ!」 「なんで?」 私のいるベッドから三メートルほど離れたところで立ち止まっている銀子。その顔が酷く歪んだ。私の台詞が不快だったらしい。 彼女は、苛立った声で変な抑揚をつけて恐怖を与える話し方をした。 「トシ子はぁ~お兄ちゃんが~好きなのぉ?」 傾げた首を今度は反対に傾げ返す、銀子。 その目は蛍光灯の安っぽい光を跳ね返して、紅く淀んでいた。 (このままじゃ、だめだ) おそらくここで精神論を持ち出しても今の銀子には通用しない。だってこの目には、見覚えがある。――人に心を開かなかった出会った当初の、彼女だ。 三年かけて喧嘩友達になれて、いろんなところに遊びに行ったり馬鹿なことを言って笑ったりした、あの銀子はここにはいない。 私に出来た初めての剣道以外での友達の、はずだったのに。銀子はあの言い方からすると……。 私は震える声を抑えて、いつもを装ってたずねた。 「銀子、こそ私のこと……友達じゃなくて、好き、なのか?」 その頑張りを砕くように、彼女はさらっと告げた。 「へ? 友達って思ったことないよ?私は倉庫で会ったときからずっと、トシ子のこと犯すことばっか考えてたよ」 私の信じていた夢の友達像が、音を立てて崩れていったのを感じた。 (この、歯を見せてニタ~と笑う子は誰───) 違う。私の知ってる銀子じゃない。 銀子は私の友達で……女なんかには興味がない、宇宙人じゃないちゃんとした人間なんだ。違う。私のことを“犯したい”だなんて冗談に決まってる。 嘘だ。私のことを、『ウケる~センスなーい!』とか言って笑ってくるのが銀子だ。 違う。……違う。違うんだ。「ちが、ぅ……っ」 先生の時とは違う震えが体に広がる。 裏切られたことのショックと、夢に決まっていると思う心が衝突し、どうしようもない涙がボロボロ溢れてきた。 それを見た誰かが噴き出した。 「トシ子。かぁーいーねぇ。ぐちゃぐちゃに犯したぁいな」 「ひぃッ…………!!」 「だってえ~トシ子のこと……だぁ~~い好きなんだもん♡ てかぁ、好きな人のこと犯して何が悪いの? え、おかしくなぁい? 子孫残したいって思って何が悪いわけ? 子宮にキスしたいよね? トシ子もそう思うよね?」 「……っ………ぁ…」 「そんなことより私のプラン聞いてくれるぅ? トシ子も絶対に気に入ってくれると思うの!」 「ひ、………ゃ…」 「まずね、恋人セックスって気持ち良いらしいから期待してね♡ 今まで色んな男としてきたけど足りないってゆーかぁ~トシ子の代わり要素強すぎ? みたいな? 私って誰見てもトシ子想像しちゃうとこあるからさ~あっそれはどーでもいいとして」 「………ぁ、あ、……」 「いっちばんしたいのは、まあ、ぶっちゃけトシ子のマ○コに中出ししまくってぇ、子宮に精子ぜーんぶ塗り込むことかなぁ! ちゃんとチ○ポで栓して漏れないようにするからね! そんで完全に私の赤ちゃん孕んでもらうの~! 二人で育てよーね、絶対可愛いから、これほしょーする!」 だからお兄ちゃんなんか捨てて、私のところにおいで? 怖い。 怖い怖い怖い怖い。 今まで友達だと思っていた彼女が裏ではそんなことを考えていただなんて、まったく気づかなかった。あんなにずっと……一緒にふざけてたのに。 まさか、修学旅行で一緒にお風呂に入ったときも、隣で寝たときも、二人でソファーに座って遊んだときも───ずっとそんなことを思われていたのだろうか? そう考えると……怖くて仕方がなかった。 銀子の気持ちは分かった。 でも理解できない。 どう説得しても、私が彼女の“お嫁さん”にならない限りは……たとえ実の兄を殺してでも、銀子はやってくる。 それが人としてどんなに最低なことか、捕まるだとかこの先どうなるだとか、それらは彼女にとっては関係なく、全てお構いなしだ。 銀子が、私への思いを話しながらも睨み続けていたのは自分の兄だ。許すつもりはないらしい。 私に【烙印】をつけた、坂田銀八のことを。 彼女の変貌ぶりに、私は腰が抜けかける。 寝転がって愛撫を受けていた私は分からないが、立っていたならばおそらく、驚きと絶望感に私は腰を抜かしていたことだろう。 女同士で赤ちゃんはできないとか、銀子に性器はないのにどうやって私に突っ込むつもりなのかとか、疑問は沢山あったが……そんなの生きていればどうにかなる。 だからまずは、誰も死なないように。 目の前の凶器を手放してもらうことだった。 「っ、せんせ……」 先生に私のことを離してもらおうと視線を向けた。そうしたら銀子は落ち着くと思った。 なのに。 「え? 土方はもう手放さないよ。俺の奥さんだもん」 あっけらかんとして先生は言った。 当たり前だろと言わんばかりの声色で。 こんな状況で何を言っているんだ!? 一体どういうつもりで────先生の顔をみて、私は息が詰まる。 離れて立っている銀子の手前で、ベッドに膝をついている先生の目も……同じように澱んでいた。 まるで、『同じ人間』が二人いるような光景だった。 (……いやだ、犯されたくない……っ) 心臓がバクバクと音をたてる。 殺伐とした雰囲気。離れない執着心と情欲。 銀子は兄を見、その兄は私を見、その私はふたりを交互に見────視線がぐちゃぐちゃに絡み合ってほどけなくなった。 (逃げたい……明日になったらきっと、これは、夢だ。私のことを好きにならないでいい……) 息が荒くなる。 これから自分がしようとしていることを考えると───胸が詰まって冷や汗が止まらない。 でも、やらないと。 だって……次に先生が余計なことを言えば、おそらく銀子は兄を殺すだろう。そんなことすら分かるぐらいに緊張の糸が張っていた。 「っ、」 まさに一触即発。 誰も無傷でもとの生活に戻れるなど、ありえなかった。 私がどうにかふたり同時に誘わなければ、この二人は殺し合いをしてでも、勝者を決めるだろう。 ……私のことを“犯そう”として。 私にはひとつしか案が浮かばなかった。 二人が殺し合うことなく、円満にどうにか上手くいく方法が。 私は堪えきれなくなって、膝を立て股をがばっと最大限に大きく開いた。 濡れたパンツが、割れ目に貼り付いて気持ちが悪い。 「っ、っ、ぅ」 突然の私の行動に二人は唖然となり、視線が私に釘付けになったのが分かる。 なにか二人に言われる前に…………私は震える唇と絡まる舌を必死に動かして言った。 「とッ…としこ、の───ま…んこ、に………ッ、ぉ、ぉっ、おちんちん…っ…くだ…ッ、くら、ひゃい……っ…!」 一度も口にしたことないような下ネタを、大声で言った。まるで自分が売女にでもなった気分で、顔が真っ赤に染まる。恥ずかしい。死にたいぐらいに、恥ずかしい。 自分の中にある最大の誘い文句を口に出したつもりだった。 羞恥心のあまり、目が充血して痛い。瞼を閉じることすら大変なほどじんじんする。 するとふたりは、私が話し始めた途端、無言になって固まった。 (もしかして私の言ったことが気持ち悪くて、固まって………考え直してるのか?) まさかそんな素敵な解決をしてしまったのだろうか。 私はそう期待して、追い討ちをかけて終わらせようともう一度口を開いた。 「っ、ぁ……あつ、い……やつ、で…………。とし、この、おマ○コ……ぐちゃぐちゃにし、して、くだ…っさ、」 「「中出しするから、全部飲みこんでね?」」 「へ」 その途端、伸びてきた四本の腕にパンツを脱がされ、膣のなかに細いものが容赦なくぶち込まれた。 「っ、ひッッ!!やぁあああ!!!」 鰻のように膣のなかを何かが泳ぐ。上下にうねったかと思えば、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて奥から手前に一気に抜き出しされる。 「ひっ、ひ、ひぃッッ!!」 私はパニックになって喉から悲鳴を出した。 尻の穴にまで力を入れて必死に追い出そうとするのに、その異物は濡れたマ○コの滑りを上手くつかって私を責め続ける。 「ぃや、ぁ! ゃめ、て!」 すると、中に入っていたソレが左右に動き、“くぱぁああ”と音を立てながらナカを丸見えにさせた。 「ゃ、や……っ!」 「……土方のマ○コ、やばっ──イってないのにヒクついてんじゃん!」 「ちょっとお兄ちゃん! 見とれてないでちゃんと写メ!」 「おー。わりぃわりぃ~~あんまり卑猥だったからさぁ。ぬるぬるだしもはやローション要らないぐらいだろ、糸引いてるし」 「……や……ら、ぁ、……ぁ、」 「だから言ったでしょ~? トシ子はMだから、怖がらせて痛くした方が濡れるって!」 「お前の趣味かと思ったわ銀子さんよ。マジかよ……ド淫乱じゃねぇかよ……最高だろっ。もっと良いカメラ買っとくんだったな、くっそー」 「……ひぅ、ゃ、…やら、みな、いれ……!」 「大丈夫だよトシ子。記念撮影するだけだから、ね? せっかく【トシ子の処女マ○コ喪失記念日】なんだから、写メ撮っとかないと絶対後悔するもん~!思った通りピンクおま○こでチョーエロいし♡ あ、ちゃんとトシ子の顔も映るように撮ってよお兄ちゃん!」 「じゃあちゃんと、まんぐりがえしの姿勢にしろよあばずれ女。たくっ人使い荒ぇな。つか言われなくてもわかってらぁ────土方、こっち見てみ? アへ顔ピースできる??」 ベッドに乗り上げた先生に顔を寄せられるが、焦点が合わずに彼の表情が分からない。こんな激しいことをされるのだから、きっと怒っているんだろうけど。 私はこれを止めてほしくて、必死に謝った。 「ひ、ぁ、……っ、ゃ、たしゅ、け……! ごめっ、ぁ、ごめんなさ、」 「~~~~っ!!今の聞いたか!?あのプライドの高い土方が謝った!!おいっ銀子きいて」 「うるさい黙って。今ボイスレコーダーセットしたから」 「……マジかよ。あとでデータよこせよ」 「ごめっ、な、さ……っ!ゃ、やら、ッ撮らな、ッッひぁあ! くぱくぱ、しな、いれ……ッ!」 銀子と先生に片足ずつ持ち上げられ、太股のあいだから顔を出すような姿勢にさせられた。嫌でも自分のマ○コのくちゅくちゅいう音が聞こえる。 その合間にガシャッガシャッと写メの音がして、連動するように膣のナカがきゅんっと締まった。 すると銀子と先生が興奮したように、「「おぉ~!」」と言うのが、余計羞恥心を掻き立てた。 今の私の格好はでんぐり返しのような形だが、いわゆるこれが、まんぐりがえしというものらしい。私はわからなかったが、先生が言っていたので知ってしまった。 マ○コのナカを丸見えにされると空気がアソコに触れるわけで、そのひんやりとした風に“お前は今犯されてる”といわれているようで、私はひそかに興奮した。 それも、膣内に指を突っ込んでいた銀子には全部筒抜けだった。 「とーしこ?」 「ひぃっ!」 撮影会は終わったのだろうか。左右に開いていた指のとめて、マ○コの真下にいた銀子が細いソレ……二本の指を陰核にそっと添えてきた。「ん、ん……!」 敏感なそこに初めて直接触れられ、何もされていないのに声が漏れた。 心臓が脈を強く打つ。 これから銀子が恐ろしいことをしようとしているような気がして、私は咄嗟に足をバタつかせてベッドに両足を下ろした。 お腹を反らして、腰をうえに逃がす。 必然的にマ○コは下を向き、銀子は指が入れにくくなった。…………はずだった。 ゴリゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ 「んひぃ、ひいいい!! ぁあーーーっ!」 先生と比べて細い指が、的確に私の豆を摘まんできた。逃がさない、というようにしっかりと。 力は最低限にしか入れていないのか痛みはないが、性感帯をゴリゴリ押し潰されるとどうにもならない。 膝をたて擦り合わせて快感を逃がそうとすると、いつのまにか頭もとにいた先生に膝を左右に割られる。妊婦さんが出産するときみたいな姿で私は腰を振った。 「ゃ、やら、ぃっ、ちゃ、ぁ、あ、イっちゃ、! ぎん、ゃ、!」 「としこ……かわいぃ……キスしよ? ね?」 「そんなっ、ぁっ──んう、ぢゅ、ぢゅ、ンん……!」 「……ぢゅる、ぢゅ、…ん、………トシ子ぉ、好きぃ~」 「んむ、!…ぁ、ん、ぢゅ、」 じわーっと股下から漏れてくる婬液に太股な震えた。膣から婬液が伝って、尻の穴までベチャベチャなのが自分でもわかった。 銀子がゆっくりと指を抜いてくれる。名残惜しそうにゆっくりと。 「ぁ……んんっ、」 私が唸っていると先生も手を離した。力が入らず、脚が左右に開いたがに股のままベッドに落ちた。 糸を引きながら口も離した銀子が、私の開かれた陰部を見てうっとりとして、唇を私の胸に押しあてた。 そのまま乳首すれすれの場所にキスをする。 「ひ、」 軽く触れるだけのキスだった。 さっきまでの言動が言動だっただけに、銀子のその触れるだけのキスに物足りなさを感じてしまった。 浅ましいと分かっていながらも抑えられず……ちらちらと銀子のことをみた。 ―――視線があった。ねっとりと絡みついて離れない視線を合わせたまま、銀子はベッドの上に上がってくる。スカートの裾が私の太股に当たって、私は跨がれたのだとやっと知った。 目を見つめられ続けると頭がボーッとしてくる。 「……としこ」 「ぎ、ぎん………」 「ふふ。孕ませたいなぁ」 「っ………ぁ……」 「大丈夫優しくするから、ね? こー見えてお兄ちゃん、チンポでっかいから。トシ子も気持ちいーと思うよ?」 「こう見えてって失礼すぎんだろ。……兄ちゃんのはあれだ、暴れ馬なだけだ!土方の淫乱さにすこし先走りが出ちゃっただけだ!」 「うっわ~~早漏れやばっ。私が男だったら絶対立ち直れないわぁ」 「うっせー!ンじゃ銀子、てめーは土方相手に正気でいられんのか!?」 「は?その場で犯すけど??」 「だろ?」 目の前で銀子が首をかしげて私を見ている。……話の内容が頭に入ってこない。もう何も聞きたくなかった。 惚けていた私から目を離し、銀子がまたキスを降らせてくる。今度は下腹部のところ。 何か嬉しいことでもあるのか、「ふふっ、ちゅっ、ふ、」と器用に笑いながらキスをされた。吸い付きながらキスされるもんだから、される度に腹がひくひくと動く。 膝が思わず寄ってきて、銀子の下でもじもじとしていた。 するとその時。 ぬるりとした熱いものが、私の腋をじょり~~と擦った。 「ひっ、!」 驚きとくすぐったさに身体が固まる。 すると、いきなり先生が笑い始めた。 「土方の腋毛、チクチクして気持ちいい……ひひ。俺の尿道の先に入りたがってる」 「っぁ……!!!ゃ、やめ、!」 「ちょっと~~トシ子は腋毛気にしてんだから止めたげてよぉ。────てか私が先にペロペロするって言ったのに、なんでお兄ちゃんばっか! キスもクリトリスもぜーっんぶ、はじめてもらっちゃうの!!!まじ意味わかんない!!乳首開発してイけるようにしたの私なのに!」 「……ひっ、ぁ、…おち、ちん……ぃや、…!」 「お前がじゃんけん負けたからだろ。土方の処女マンも俺がもらうからあ~~ひひひ、お前は精々録画にいそしめよww」 「じゃああとでオナニー用に私だけディスク作ろ~と♡ トシ子の“処女マン喪失記念DVD”とかマジ抜けるぅ~!」 「すみません嘘ですください俺もほしいです」 「ゃ、やら……ぁ……」 「……土方?」 「トシ子?」 「ごりごり、しにゃ、ぁ……っ!」 「「…………」」 「ぁ、ぁ、…ちゅ、ッい………。ぉち、んち、ん…ゃあ!……ぅ、ひっく」 「「─────えっろ」」 二人が揃ってそう言った。 でも私は気にしてられない。だって本当に熱いのだ。腋からおっぱいの横にかけて、熱い棒が……おちんちんが、精子を塗り込んでくるのだから。 こしょばくて恥ずかしくて、でも───興奮して濡れちゃっちゃって。思わずまた涙が出た。 興奮したり気持ちが良かったりすると涙は出やすいらしい。今日何度目か分からない涙を溢しながら、私は気づいた。 熱に浮かされながら泣いていると、膣が突然すーすーし始める。 「ひっく……ぅ…?」 下を見てみると私の膝がまた銀子によって開かれている最中だった。 「な、にして──っ」 ベッドの足元に座り込んだ銀子が口を大きく開いたのを見た。……その唇が私の女性器に向かったのをみて、鳥肌が立った。 (指で触られただけで軽くイったのに、口でなんかされたら、死んじゃっ……!!) 「そ、こ……っ!だめ死んじゃ、ぎん…っ……だ、だめ、やら、ゃ、だめ、だめっっ~~ッぁあ、、」 パクッ。銀子が陰核から膣の入り口まで、丸まる全部口にいれた。そして歯を甘く立てられた。 カリッ、 「────ぁ、ぁ、ぁ、、ぁ…っ…!」 全身が抑えられないぐらいに跳ね上がり、声がでない。まな板の魚のようにびちびちと身体を動かし、声にならない声を出していると、なにかが尿道を上がってくる感じがする。……やばい。だめ。 「……ゃ、やら、はな……はなひて、おねが、いい……!!」 「トシ子かわいい………ぢゅ…」 「ちがっ、ぃひ…ッ…はにゃ!ひ、てーーッッ!!!」 「? 土方?」 先生が不思議そうな声を出したのが聞こえた。でももう間に合わない。銀子にまた陰核をぢゅううと吸われたとき、 「っっ、ぅ!!!ンひい~~ッいやぁああああああ~ッ♡♡ ………ぁ、ぁ、」 自分でも聞いたことのない甲高い声を上げて一気に何かを出してしまった。 「ん、」 銀子が、下の方で小さく声を漏らす。 びちゃびちゃと音を立てて液体が私のナカから出てきた。腰を何度も振ってしまい、我慢がまったくできない。 いつまでもつづく快感に下唇を噛み締めていると、ふと唇に何かをあてられた。 「────土方、俺の指噛め。唇、傷つくぞ」 「ぁ、ぁ、………っ…」 初めての感覚に怖くなり何も考えず、差し出された先生の指を口にいれた。目も開けられないほど気持ちが良い。快感を逃がそうとして、意識を散らすため必死に先生の太い指を舐めた。時には歯を立ててしまい、時にはぢゅぷぢゅぷと卑猥な音を立てながら指を吸ったり舐めたりした。 …………そのせいで先生は腋でオナニーするどころじゃなくなったのだが、私は知らなかった。 やっと落ち着いてきた頃。 銀子が顔を上げて、私の顔の位置までベッド上を這い上がってきた。私が先生の指をしゃぶっているのが気に入らないのか、すぐに先生の指を引っ張り出されてしまった。 ちゅぱっ。 「ぁ………、…っ」 思わず名残惜しそうな声を出してしまい、私は恥ずかしくなった。顔を背けていると大きな手のひらに髪の毛を撫でられる。先生だった。 銀子は、不服そうに声を低くした。 「なーんかトシ子、お兄ちゃんのこと意識してて腹立つんだけどぉ」 「っ、ちが!」 「しゃーねぇだろ。それが経験の差ってもんだ。……あとお前、いきなりクンニして潮吹かせんなよ。土方怯えてただろ」 「…ぅ………おび……っ、怯えてねぇ!!」 「はいはい可愛い」 「……だ、だから怯えてねぇって、」 「じゃあもう一回するか? 今度は先生がヤってやるよ。どーなってもしんねぇよ?」 「ひっ!」 「あーウソウソ!嘘だから!そんな可愛い顔しないで」 「っ~~してねぇ、!!」 「トシ子ぉ~~セックスしよーよ。あんなおしっこより、もぉ~っと気持ちーくしてあげる♡」 「…………おし、こ……っ?」 「そー。我慢できなくて気持ちーくて、噴き出しちゃったんだよね? おしっこ、高校生にもなって私に見られちゃったね、トシ子? 恥ずかしい卑猥おしっこ♡」 「~~~っ!!!」 私は恥ずかしさのあまり、口をパクパクさせてなにも言えずにいた。 すると話を中断させるように、銀子が身体に抱きついてくる。ベッドと銀子に挟まれて逃げ場がない。それどころか足を絡ませてきて、膝で先ほどの入り口付近をゴリゴリとされると、またじんわりとナカが痺れてきた。 頭に靄がかかったようにボーッとなる。 「ゃ、きた、な………っ……ぎん…こ……」 「ふふ。───あんねぇトシ子、あたし、知ってるの」 「ふぇ……?」 「あんた、誰もいない教室でオナニーしてたでしょ?」 「ッッッッ!!!!ち、ちが、」 惚けていた頭が晴れていく。 「は? マジかよ───土方」 「っ、……ちが………ぁ…」 「ふふふ。言っちゃった~~せっかくお兄ちゃんといい感じだったのにねぇ? 真面目で規則に厳しい風紀委員なふりして、そんな淫乱な女の子は…………他にいないよ?」 「…ぁ………ぁ……ごめ、なさ……」 「ふふ、でも大丈夫。私はトシ子がどんなに淫乱でも、マ○コががばがばになっても、外でおしっこしちゃう変態でも、愛し続けるからね?」 「……ひ、ゃ、……ぁ…!……もぉ……グリグ、リ……ゃ、め」 そこに先生の声が、ベッドサイドからした。 苛立った声だった。 「──んでだよ」 「……、」 「なんでだよ」 「……ごめ、なっ、わた…し、ッ……ぃ、いん、らんで、ごめ、」 「なんですぐに教えねえんだよっ銀子ォー!! 俺だって見たかったし! はァ?それって何度見たんだよ!?ええ?!」 「3回~」 「はぁーー!!? ンだよ独り占めかよ、銀子ひとりで楽しんで俺には無しかよ!!まじふざけんなよ!! てめえの家にある盗撮ファイル全部シュレッダーにかけるぞ!!」 「ちょ、家に3回ともデータあるの見せるから止めてよ!!」 「見せる? ……違うね。焼き増しして寄越せよ。俺のオカズにする」 「兄妹揃っていっしょのオカズとか嫌だわぁ~~ね、トシ子もそう思わない?」 突然ふられてどきりとする。けれど、答えられない内容に背筋が冷たくなった。二人は真剣にこちらを見てきているのに。 正直私をオカズにしていることから、すべて止めてほしい────そう言いたかった。だが包丁の件から見るに、この二人に常識は通用しない。 私は覗き混んでくる二人に向かって、小さく答えた。 「す、」 「「す?」」 「好きにして…………」 この台詞がまた誤解を生むわけだが、このときの私は、膣のナカがべちゃべちゃなのとベッドがべちゃべちゃなのに気をとられて、気づかなかった。 突然私に抱きついていた銀子が身体を起こした。 「銀子……?」 私は不安になって、背中を向ける彼女に声をかけた。すると顔に影ができた。 「へ、…………せん、せ?」 ガタンっ。 音がして手が少しラクになった。どうやら繋がれていた部分をはずされたらしい。拘束されたままでもこれはありがたい。 どういう心変わりだろう……? そう思った瞬間。 膝頭を捕まれた。 「ひっ!」 嫌な予感がして閉じようとするが、大人の男の力には勝てない。問答無用で股を開かれた。 「ゃ、やら!」 今しがた自由にある程度なった手で、先生の腕を押さえる。が、震えた手ではなんの意味もなかった。 ぢゅ、ぢゅるる、ぢゅ、ぢゅうう、 「~~~~ぁ、っひ、っっっ!!」 身を乗り出した先生にすごいパキュームで陰部を吸われた。腰がガクガクなって唾液が止まらない。子宮がキュンキュンして、震えが止まらなかった。 もう抗えない。逆に先生のふわふわした髪を押さえ、もっと酷くしてほしいというようにすがった。 「~~っ、ぁあ!!」 舌を、入れられた。粘液をまとった熱い舌が、膣のなかを泳ぐ。ぢゅぷぢゅぷと大きな音をたてて、吸われたり入れられたり、激しく責め立てられた。 「ぁ、っひ、ひ、ゃ、」 声が短く出て、意味がわからないまま背を仰け反らせていると不意に舌を抜かれる。 ちゅぷんっ。 「───ぁ……っ!」 息を飲んで声が出そうになるのを我慢する。荒い息を整えようとして拘束された手を胸のうえに置いて、呼吸を繰り返した。 その途端。 膣になにかがキスをした。ねっとりと粘着力のある液体が塗り込まれる。 「……ぇ……っ……」 見上げても先生が股の間にいるだけ。手は私の太股を支えていて、ナカに入れられないはず。 銀子はベッドからいつのまにか降りて横に立っているだけだ。その手にはなぜかスマホを持っているけど。 (一体なにが私にキスを─────?) そのときだ。私は気付いた。 これ…………だめ、だ、ナカに入れるつも……っ。 「……ぁ、ぁっ、……ぃ、いや、いやだいやだいやだ!!!いや、いや、!」 「ここで誓いのキスしような? な、土方?」 「ひぅっ、ゃら、ゃ、やら、いや! いやああああ!」 「ひひ、ヒクついててやらしぃ~~そんなに早く俺の奥さんなりたい?」 「ぃや、や、やめ、やめてええええええ!!」 「ひひひ。……はぁ……土方の処女マンいただきまーす♡」 「っっっっっっ、ぁ」 ぬぷ――すべての音が遠くなった。目の前も真っ白になって、前にいるはずの先生の顔が見てない。逃げ出そうと足をバタつかせてベッドを蹴っていたのが、上手く動かせない。 足が震えた。身体も。なにもかも、怖くて。 酸素をあげくようにして口を開いても、声が出せなかった。苦しい苦しい苦しい。息が思うようにできない。 「ひじか、た……はは、きっつ。くっ……ちから、ぬけるわけ、ねーよ……な?」 「ぁ、っ────ぃ、……」 「キスするからそれを飲め、な?」 すると口を塞がれた。 舌を吸われたり、口を少し離して酸素を含ませてからまた塞がれたりした。 先生は私を落ち着かせようと、髪を撫でてくる。時々耳を掠めるのが擽ったかった。 そして唇が離れたとき、銀子の時と同じように糸が繋がった。 見とれていると、先生がふっと笑った。今までとは違う、優しい笑い方だった。 「ちから、抜けたな……いくぞ」 「っ……ぁ~~っ!」 ずぐんっ。 奥まで一気に貫かれた。思わず先生の体に抱きついた。 そこでフラッシュがたかれた。 「…ぇ…」 「はーいおめでと、トシ子♡ 処女マン開通しちゃったね。これでもう後戻りできないね♡」 「ぁ、ぁ…………ぁ、あ……」 自覚した。 私はもう、子どもじゃない。 セックスを知ってしまった。 私は怖くなると思っていた。こんな無理矢理なことをされて、犯されて、もう戻れないのだから。 それなのに変だ。 ……覆い被さる先生の嬉しそうな顔を見たら、どうしても怖いと言うより、“もっとしてあげたい”と腹の奥がヒリヒリする。 この人の幸せそうな顔をもっと見ていたいと、思ってしまった。 (ああ…………そうか。これが、好きだってことか) 軽くキスをされた。もう怖くはなかった。 気持ちいいとさえ思えた。 「少し動かすぞ」 そう宣言されてナカをごりゅごりゅと突かれた。ぶれる視界と、腹を妬かれそうな熱さに声が出る。 「ぁ、あ!はっんん、ひ、っ」 よく分からないけど気持ち良かった。 先生が腰を振るたびに幸せだという感覚が伝わって、先生のことを離せない。腰に足をまとわりつかせて、もっと奥に欲しい……としがみついてしまう。両手の輪の中に先生の頭が入り、身体が密着した。 「ぁ、あ、あっ、せん、せ、きもち、ぃ、!」 「ひじか……は………っく……かわいい、な………おま、え」 「っあん、にゃか、ひっ……! おおき、く……っひい!」 どんどん大きくなる膣のなかのおちんちんに一瞬、怖くなる。脚をどうすれば良いのか分からず私はジタバタしていた。けれど、すぐに尻を捕まれて逃げられない。 節張った手で後ろから押しつけられると、更に奥まで先生のおちんちんが引き寄せられた。 「っ、っ、ぁ~~!」 ガッシリと固定されておちんちんが私のナカから離れない。力をいれて出そうとしても、密着した上半身が離れずどうしようもない。逆にナカで先生のおちんちんを搾ってしまい、その凹凸の形を鮮明に膣が覚えていってしまう。 「……ひ、ひ、ぃ…………ぁ…!!」 力を抜こうと息を整えていると突然、腕を引っ張られた。 「ひっどーいトシ子。私もまーぜーて?」 「……ぎ、ん………っ………ぁっ、やらぁ!」 銀子が両腕を上に引っ張りあげたかと思うと、万歳状態で無防備になった私のおっぱいをしゃぶった。 ぢゅるるる、ぢゅ ぢゅる、ぢゅううう 「あ、ひっぁ、ンん、ゃ、らあ……っ!」 「もお~おっぱいコリコリじゃん! ねぇ……舐めてほしかったんでしょ?」 「ひがっ、ひ、ぁ、あ!あっ!」 「トシ子は先っぽ爪で責められるのも好きだもんね♡ほら♡」 「ひ、ぃっっっ~~~~っ!!!」 「あっこら土方──―っ、ナカ絞めたらっ」 「……ひゃあ!! …ら…っ……な、か……でて、りゅ……っ、!」 ナカに熱いものが広がる。少ししてすぐにとまったが、マグマのように熱い液体は私の膣をたしかに湿らせた。 「っく、はぁ。わりぃ土方……」 先生は寸でのところで我慢したらしい。舌を噛みそうなほど苦しそうに顔を歪ませながら、私の腰をつかんでいた。 一方腕を押さえ付けて乳首を弄る銀子はというと。 「ごっめーん。あんまりにもトシ子が敏感でぇ、まっさか乳首だけであんなになると思ってなくてぇ~~」 「……嘘つけ、俺に嫉妬したんだろうが。土方が俺の奥さんになったから」 「はあ~~???? トシ子は私のお嫁さんだけどぉ?? 先にちんぽ突っ込めたぐらいで調子に乗らないでくれる?」 「ぁっ!! ゃあっっ! おっぱい、そんな、ひっぱっ、ちゃ……!!」 「トシ子ぉ~~私と子ども育てよーね? 勃起乳首からミルクびゅっびゅっ出して、私も一緒に飲んだげるからね?」 「ひ、ゃ、いっ、いっちゃ、あ、やら……!」 「ふふ…………ねーお兄ちゃん」 「わかってるっつーの」 銀子が指の腹を乳頭の先端に当ててきた。そしてそのままグリグリと、優しく円を描くように動かす。それに合わせて膣のナカに入っていたおちんちんが、また動き出した。 「ひ~~っっっ!! ぁ、あっ、やら、どっちも、にゃ、やら、ゃ……ああ!!」 「─────ほんとはさぁ。私が男ならぜっっったいお兄ちゃん殺してるんだけどぉ」 「ひひっ殺ってみろ。てめぇに誰が負けるかよ……………土方は俺の奥さんだ」 「ぁ、あ……ぁ、っひ、ゃ、たしゅ、け、!」 「はーむかつくむかつく、まじ、科学者なにやってんの?? 私がトシ子を孕ませられない世界なんて生きてる価値ないってばぁ~~あーもう、お兄ちゃんにトシ子犯されるとかほんと、憂鬱でしかないけどぉ~~!!!」 「俺の精子がねぇと土方赤ちゃんできないもんな~。それにこいつがほんとに気持ちよくなるのは、チンコに決まってんだろ。ひひっ。ざまーあー」 「………………覚えてろよ腐れ教師」 「殺ってみろよビッチ小娘」 「っっっぁ、あ、やめ、やあああぁ!!!」 「「─────かわいい……」」 ふたりの声が揃って聞こえた。どういう意味か、私にはもう考えられない。 でもそろそろ中に出されそうだということが、私にもわかる。そんなことされたら、孕んでしまうということも。 「ひ、ぁッにゃ、にゃか、だしちゃ、やぁ、やめっ、」 「……は、うぐっ………ぁ……ひじ、かた…」 「ぁ、あ、だめら、か、りゃ!ぁ、ぁ、ッ……!」 先生の性器から熱いものがナカに徐々に出され、膣を湿らせていく。 ナカにキスを繰り返す性器に怖くなり、「ゃ、っだぁ、いやああ!」と叫んで首を振っても、聞いてもらえない。強すぎる感覚に恐怖を感じ、胸を反らせて上に逃げようとする。しかしすぐに捕まった。先生にがっしりと私の腰を掴まれ、逃げるのを許してくれない。 泣きながら、おっぱいを舐めている銀子に助けを求める。 「あッ…ぅ、た、たしゅけ、れ、ぎんこっ、ひッ…ぁあ、!!」 「ぢゅ、ぢゅうううう」 「ひっンんッ!? ぎ、ぎん、またイっ、ちゃ…ッ……いっちゃ、か、りゃあああああーーッッ!!」 乳輪に歯を立てられ、飛び出た先端を銀子の舌で嬲られた。鈍器で殴られたような快感に膣の中に力が入った。 軽くまたイったのだと気づく。 息があらくなって、はぁ、はぁっと呼吸していると、 ごりゅっっ!! 「や~~ッ!!!」 ナカに入っていた先生の性器を絞めつけてしまう。その形や熱さを全身で感じる。 その瞬間、膣の中の性器がマ○コの奥を突き上げはじめた。 ガンガンガンガンッ 「ぃ、ひいッ!! ぁッ、あ、あ、あっ……、! ゃめ、そ、そこ……ッ」 「ひひひっ。……ここ? そうだなぁ………ナカにちゃんと………はあ……ぶちまけてやるから、なぁ───」 「やめッてぇッええええ!! も…ぉ…つか、にゃ……ぃひ…れ、ぁ、ああ、あ!!」 突かれて一番変な感じになるところを、容赦なく突き上げられた。イきそうになるのをずっと我慢している感覚だ。 声が掠れてもう出なくなってきた。そのとき、切羽詰まった先生の声が聞こえた。 「―――そろそろ出る、ンくッ」 「ひッッ!?なかッ、だめ、ゃ、ら、あかちゃ、できちゃ、やッやらあああ……!! …ッ、い、ひい、ゃあああああ"あ"あ♡♡♡」 どぴゅどぴゅううううううう~~~~!!! 勢いよく中に出され膣の中が熱いもので満たされていく。たっぷり精子をナカに塗り込むように腰を揺らされ、私は「……ぁ…ッ」としか声が出なかった。 どぷどぷと腹が膨れていき、本当に孕んだように身重になった。 (きもちぃ………) 初めてイったあとに膣の中がキュンッと寂しくならなかった。それどころか満たされたような…とても幸せな気持ちになった。 (もっと、もっと、ほし…い……) 惚けた頭の中に浮かんだ言葉はそれだった。孕んだとか早く精子を掻き出さないととか、そんなことは脳内からごっそり抜けていた。 ただただ、もっと犯してほしいという台詞だけが浮かんだ。 でも、そんなことを口に出すぐらいには羞恥心は消えていなかった。膣内を掻き回す性器に期待をしながら、呼吸を整えようと胸を上下させる。 いきなりおっぱいを弾かれたのは、そのときだ。 「ひッッ、」 敏感になっていた乳頭を爪で弾かれ、短く悲鳴が出た。 「トシ子、まだ欲しーんでしょ? この、ド・い・ん・ら・ん♡」 ぜんぶお見通しの銀子は、ニッコリと笑って私のことを見下ろしていた。 その手に持たれているディルドを見て、私の子宮はきゅんと甘く痺れた。 「ん、」 無意識のうちに唾を飲み込んでいた。 まだ挿入されていたため、先生は私の変化に気づいたらしい。……にやっと笑っている。 (嘘はつけない) 私はまたゴクリと唾を飲んだ。 「ぁ、う………お、ちんちん……ほ、しぃ……」 にっこりと笑った銀子は、 「つぎはGスポットさがそぉね?」 と告げた。 そして銀子は、私のおでこに優しくキスをした。 “私に堕ちてくれた証”とあとで教えてくれた。 これが、私が二人に堕ちた出来事だ。 気づけば処女喪失していただとか、笑えない。 でも私にはもう、止められなかった。 だって、出会ったその日に、はじまっていたのだから。 おしまい

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